そんな悩みに答えます。
この記事では、Googleサーチコンソール(Search Console)について、設定方法から使い方まで徹底解説します!
なお大手企業、ASP、有名ブロガーのノウハウをまとめて、最新・最速・簡単な設定手順を紹介します。
『いろいろなサイトが紹介していて、何を見たらいいのかわからないよ』という方は、ぜひ参考にしてください!
※『設定・登録方法をすぐ知りたい』という方は【サーチコンソールの登録・設定方法】までどうぞ!
目次
Googleサーチコンソール(Search Console)とは?
Googleサーチコンソール(Search Console)は、Googleが無料提供するブログ分析ツールです。
(以降、サーチコンソールと呼称)
ブログ運営に必須の機能がつまっており、全ブロガーが使っているといっても過言ではありません。
※各機能の詳細については【サーチコンソールの5つの活用方法】で解説します!
サーチコンソールとアナリティクスの違い
サーチコンソールに似たツールとして、Googleアナリティクスがあります。
(以降、アナリティクスと呼称)
アナリティクスの大きな特徴は、情報を網羅的に取得できることです。
記事が読まれた回数(PV数)、ブログを読んでいた時間(滞在時間)など、様々な情報が手に入ります。
一方、サーチコンソールはGoogle検索に特化しています。
具体的には、『どのキーワードで検索されたときに、あなたのブログが検索結果に表示されるか』、といった情報が得られます。
とはいえ、両方とも必須ツールなので、どちらも設定しておきましょう!
※アナリティクス設定方法は、副業コンパスの【グーグルアナリティクスの『設定方法』をチョー優しく解説!】がわかりやすいです。
サーチコンソールがなぜ必要か?
アナリティクスという類似ツールがあるのに、なぜサーチコンソールも必要なのでしょうか?
その理由は3つあります。
それぞれ解説していきますね!
理由1.ブログのエラーを教えてくれる
サーチコンソールは、ブログのエラーを教えてくれます。
ブログのエラーは、注意が必要です。
というのも、自分では気づけない上に、検索順位を左右するからです。
エラー内容は様々ですが、参考までにマチブログで表示されたエラーを載せておきます。
なお、【カバレッジ】というメニューから確認できますが、詳しい使い方は【エラーのあるページを確認】で説明します!
理由2.どのキーワードで検索されているかチェックできる
サーチコンソールでは、あなたのブログが、どのキーワードで検索されているかチェックできます。
これだけだと「検索順位チェックツールでいいじゃん!」と思います。しかしサーチコンソールでは、記事ごとの検索キーワードや、検索結果での表示回数・クリック回数がわかります。
そして、サーチコンソールから得られた情報を分析することで、ブログ運営を改善できます。
例えば表示回数が多いのに、クリック数が少ないときは、『魅力的なタイトルにして、もっとクリックしてもらえるようにしよう!』と方針を立てることができますよね。
このように分析・改善するために、サーチコンソールは必要なのです!
※さらに詳しい使い方は、【記事ごとの検索キーワードを確認】をチェックしてください!
しかし、Googleのセキュリティ強化のため、一部の検索キーワードしか表示されなくなりました。
理由3.Googleにブログを見つけてもらう
サーチコンソールを使うことで、Googleにブログを見つけてもらうことができます。
これをしないと、いつまで経ってもブログを見てもらえないリスクがあります・・・。
具体的には、以下2つの方法がありますが、詳細は後述します!
サーチコンソールの登録・設定方法
続いて、サーチコンソールを登録・設定する方法を解説していきます!
難しい言葉が出てきたりと、初心者には取っつきにくいですが、3ステップで終わります。実際は、カンタンにできるので落ち着いて作業していきましょう!
※『サーチコンソールの登録・設定は終わってます!』という方は、【サーチコンソールの5つの活用方法】にスキップ!
ステップ1:サーチコンソールにブログ登録
1-1.サーチコンソールにアクセス
サーチコンソールにアクセスします。
上の画像がでてきたら、【今すぐ開始】を選択してください!
1-2.Googleアカウントでログイン
Googleアカウントでログインします。
【メールアドレスまたは電話番号】の欄に、登録したメルアドか電話番号を入力しましょう!
もし、Googleアカウントがなければ、【アカウント作成】から新規アカウントを作成します。
1-3.【URLプレフィックス】でサイト登録
ログイン後に、プロパティタイプの選択画面が表示されます。
ブログ初心者は、【URLプレフィックス】にブログのURLを入力しましょう!
というのも、【ドメイン】はサーバの設定など、難しい作業が必要です。
- ドメイン ・・・ サイト全体を登録。手順が複雑。
- URLプレフィックス ・・・ サイト全体または個別のページを登録。手順がカンタン。
なお、httpsとhttpの誤記や、wwwは不要といった点に注意してください。
入力できたら、【続行】を選択しましょう!
下のような【所有権の確認】画面がでたらOKです。
この画面はあとで使うので、開いておきます。
画面に『所有権を自動確認しました』と出力されればOKです。もし出力されなければ、【サーチコンソールの登録確認】を実施してください。
番外編.2つ目以降のブログを追加する
念のため、2つ目以降のブログを追加する方法もお伝えします!
サーチコンソールTOP画面の左上から、登録済みのURLを選択すると【プロパティ追加】と表示されます。
【プロパティ追加】を選択して、初回登録と同様に【URLプレフィックス】にURLを入力、そして【続行】をクリックしてください。
以上です。追加登録はカンタンですね!!
ステップ2:WordPressブログを連携
続いて、WordPressブログを連携します。
従来は、WordPressブログから設定する方法しかありませんでした。
しかし、アナリティクスを使うことで、カンタンかつ速攻で設定できるので解説します!
2-1.アナリティクスにログイン
まずは、アナリティクスにログインします。
なお、アナリティクスを初めて使う方は、以下記事を参考にしてください。
参考 グーグルアナリティクスの『設定方法』をチョー優しく解説!副業コンパス
2-2.【プロパティ設定】を開く
アナリティクスのプロパティ設定を開いてください。
【プロパティ設定】を選択するとメニューが開くので、【Search Consoleを調整】を押しましょう!
2-3.【Search Consoleの設定】から【追加】を押下
【Search Consoleの設定】という画面が表示されるので、【追加】を選択します。
テキストリンクでわかりづらいので、以下画像を参考にしてください!
2-4.【プロパティを選択】からあなたのブログを選択
サーチコンソールの画面に遷移するので、【プロパティを選択】をクリックします。
あなたのブログが選択肢にあらわれるので、クリックしましょう!
以上で、WordPressブログとの連携は完了です!!
2-5.サーチコンソ-ルの登録確認
サーチコンソールの連携確認をします。
まず【URLプレフィックスでサイト登録】で開いた、「所有権の確認」画面に戻ります。
「Google Analytics」を開き、【確認】を押しましょう。
「あなたは確認済みの所有者です」というメッセージがでたら完了です!
次のサイトマップ設定で最後です。もう一踏ん張りですよ!!
【オマケ】アナリティクスを使わない方法
アナリティクスを使う以外に、ブログを連携する方法は2つあります。
- All in one SEOを利用
- HEADタグを利用
より簡単なのは、『All in one SEO』を使う方法です。
『どうしてもアナリティクスで設定できない』という方はお試しください!
WordPressのプラグインである、All in one SEOを使ってブログを連携します。
1.HTMLタグをコピー
【URLプレフィックスでサイト登録】で開いた、サーチコンソールの「所有権の確認」画面に戻ります。
【HTMLタグ】→【コピー】でメタタグをコピーし、Wordやテキストドキュメントにメモっておきましょう!
この時、【確認】は押さないようにお願いします。
なお、あとで戻ってくるので、ページは閉じないでください。
※もし消しちゃったら、【URLプレフィックスでサイト登録】から開きなおしてください!
2.All in one SEOをインストール
WordPressを開いて、【プラグイン】→【新規追加】を選択します。
右上の検索バーから「all in one seo」と検索しましょう。
電源プラグのマークがでてきたら、【今すぐインストール】→【有効化】をクリックしましょう!
3.All in one SEOの設定
All in one SEOのメニューが左側に追加されるので、【All in one SEO】→【一般設定】をクリックします。
4.Google検査コンソールを設定
【ウェブマスターツール】→【Google検査コンソール】をクリックします。
【Google検証コード】という欄に、先ほどコピーしたメタタグをペーストします。
この時、「content="XXX"」のXXX部分だけをペーストしてください。
meta name="google-site-verification" content="ココに表示されるものだけコピペ"
入力できたら、下にスクロールして【変更を保存】を押しましょう!
5.サーチコンソールで登録確認する
サーチコンソールに戻ります。
「所有権の確認」画面で、【確認】を押下します。
「所有権を自動確認しました」というメッセージがでたら、OKです!
【プロパティに移動】を押しましょう。
エラーがでたら、もう1度手順を見なおしてください。特に、メタタグの入力ミスにお気をつけを!
以上で、All in one SEOから設定する方法は終了です!
1.HTMLタグをコピー
All in one SEOでの設定と同じです!
まずは、【URLプレフィックスでサイト登録】で開いた、サーチコンソールの「所有権の確認」画面に戻ります。
【HTMLタグ】→【コピー】で、メタタグをコピーしておきましょう!
この時、【確認】は押さず、ページも閉じずにお願いします。あとで戻ってきます。
2.WordPressからテーマエディターを開く
WordPressを開き、【外観】→【テーマエディター】を選択します。
3.header.phpにHTMLタグをペースト
header.phpを開き、/headの上に先ほどコピーしたメタタグを貼り付けたら、【ファイルを更新】を押します。
4.サーチコンソールで登録確認する
あとは、All in one SEOを使う時と同じです。
サーチコンソールに戻り、「所有権の確認」画面で【確認】を押下します。
「所有権を自動確認しました」というメッセージがでたら、【プロパティに移動】を押しましょう。
以上で、HEADタグから設定する方法は終了です!
ステップ3:XMLサイトマップを設定
Googleにブログを認識してもらう必須作業なので、注意して進めていきましょう。
3-1.WordPressにXML-Sitemapsをインストール
WordPressに、XML-Sitemapsというプラグインをインストールします。
まずはWordPressを開いて、【プラグイン】→【新規追加】を選択します。
右上に検索バーがあるので、「xml sitemaps」と検索してください。
同名のプラグインがでてきたら、【今すぐインストール】→【有効化】をクリックしましょう!
3-2.XML Sitemapを開く
WordPressの左メニューにある【設定】→【XML-Sitemap】を選択します。
3-3.XML Sitemapを設定する
XML Sitemapの設定をします。
「これが正解!」という設定はないですが、以下の通りに設定すれば間違いないです!
まずは、「基本的な設定」については、下の画像にある4カ所にチェックをいれましょう。
サイト軽量化や、Googleにブログを知らせるための設定なので、必須です!
スクロールすると出てくる、「投稿の優先順位」は【優先順位を自動的に計算しない】をチェックします。
さらに下にある「Sitemapコンテンツ」では、4カ所にチェックをいれましょう。
具体的には、以下の4つです。
- ホームページ
- 投稿(個別記事)を含める
- カテゴリーページを含める
- 最終更新時刻を含める
残すところあと2つある「Change Frequencies」「優先順位の設定(prority)」は、以下の通りに設定してください。
以上で設定完了です!
【設定を更新】ボタンを押して、次の手順に進みましょう!
3-4.サーチコンソールの【サイトマップ】を開く
サーチコンソールの左メニューにある、【サイトマップ】を開きましょう。
「新しいサイトマップの追加」に、「sitemap.xml」と入力して、【送信】ボタンをクリックします。
「サイトマップを送信しました」というメッセージがでたら、【OK】を押しましょう!
3-6.サイトマップのステータスを確認
念のため、サイトマップのステータスを確認しておきましょう!
同じくサーチコンソールの【サイトマップ】にある、「送信されたサイトマップ」をチェックします。
ステータスに、「成功しました」と表示されていたらOKです。
以上で、サーチコンソールの登録・設定作業は完了です!!
お疲れ様でした!
サーチコンソールの5つの活用方法
サーチコンソールの5つの活用方法を紹介します。
どれも基本的な機能なので、ぜひマスターしていってください!
1.被リンク数をチェック(リンク)
サーチコンソールでは、被リンク数をチェックできます。
左メニューをスクロールして出てくる【リンク】から、参照しましょう。
検索順位を左右するので、非常に重要です!
具体的には、以下の4つの情報を確認できます。
- 外部サイトからリンクされているページ(外部リンク)
- リンクしている外部サイト(上位のリンク元サイト)
- ブログ内でリンクされているページ(内部リンク)
- 外部サイトでリンクされるときのテキスト(上位のリンク元テキスト)
2.エラーのあるページを確認(カバレッジ)
サーチコンソールは、エラーのあるページを確認できます。
左メニューにある【カバレッジ】から、参照しましょう。
以下4つの項目が確認できますが、基本的には【エラー】を表示して、1つ1つ対応していきましょう!
- エラー
- 有効(警告あり)
- 有効
- 除外
3.Googleにインデックスを依頼(URL検査 旧:Fetch as Google)
サーチコンソールは、Googleにインデックスを依頼できます。
これをしないと、あなたのページは存在しないも同然なので、重要ですね。
XMLサイトマップから、自然にインデックスすることも可能です。
しかし、『リライトしたから、今すぐインデックスしたい!』という時は、サーチコンソールを使いましょう。
左メニューにある【URL検査】をクリックして、インデックスしたいページのURLを入力すればOKです!
4.記事ごとの検索キーワードを確認(検索パフォーマンス)
左メニューの【検索パフォーマンス】を押すと、ブログの検索キーワードを確認できます。
さらに、記事ごとにどのキーワードで検索されているかもチェックできます。
画面をスクロールするとでてくる、【ページ】タブをクリックしてください。
気になる記事をクリック→【クエリ】タブに戻ることで、そのページの検索キーワードをチェックできます。
この機能を使うことで、狙っていなかったけど上位表示されそうなキーワードを把握できますね!
5.モバイル表示の評価をチェック(ページエクスペリエンス)
サーチコンソールは、モバイル表示の評価も確認できます。
左メニューから、【ページエクスペリエンス】をクリックすると様々な指標が確認できます。
その中でも、「モバイルユーザビリティ」には注目すべきです。
Googleもモバイルユーザビリティを重視すると明言しています。エラー等がある場合は、すぐに対応しておきましょう!
【オマケ】本や参考書籍は不要
サーチコンソールを使う上で、本や参考書籍は不要です!
というのも、基本的な情報はネットにあるからです。
この記事を参考にしていただいてもいいですし、冒頭の大手企業HPも勉強になります。
また、ブログ初心者だと分析する情報も少ないですよね。したがって、まずはコンテンツ作成に集中しましょう!
まとめ:サーチコンソールを使って、ブログを改善しよう!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
最後に、サーチコンソール導入手順のおさらいです。
最初は使い方もよくわからないかもしれません。しかし、「こういうことか!」と段々わかってきます。
また、わかるころには分析するデータも必要になるので、今のうちにサーチコンソールを導入しておくことをオススメします!
不明点や、疑問があればコメントか、TwitterのDMをください!
ではでは~。