「人工知能は人間を超えるか」が途中まで面白過ぎた【書評】

こんにちは。マチです。

悩んでいる人

  • 「AIにちょっと興味がある」
  • 「『人工知能は人間を超えるか』ってどんな本?」
  • 「『人工知能は人間を超えるか』って面白いの?」

そんな疑問に答えます。

仕事はIT系なんですけど、マイナー所で、基盤やってるんですよね。(Iphoneでいうところの、本体とかiOSの部分)

なので、正直AIとか、まったく関わりないんですが、趣味として勉強を始めました。
とはいえ、全くわからん状態なので、以下を参考にしました。

>>【保存版・初心者向け】独学でAIエンジニアになりたい人向けのオススメの勉強方法

表紙違うけどたまたま同じ本

参考URL載せましたが、楽しく勉強できないと意味ないので、hontoから、面白そうな本を探していました。
なんかセールもやってたので、勢いで買った本がこれ。

あれ?同じ本じゃん笑

表紙が違い過ぎたので、全然気づかなかったんですけど、同じ本でした。
レビューとかみても、やはり初学者向けの本で、基本的なことがわかるとあったので、ピッタリです。

ちなみに、読んだ後も、やはり初心者向けでいい本だと思います。

機械学習とディープラーニングの違い

AIの歴史や、世間一般の認識と実情を、ありのままに書いていて、面白かったです。

専門用語が飛び交うわけでもなく、平易な言葉で説明してくれるのもポイントです。
中でも感動したのは、機械学習とディープラーニングの違いです。

筆者曰く、世の中には4つのレベルのAIがあると。

Lv1・・・簡単な分類情報だけ、インプットされたAI
これは髭剃りとか、冷蔵庫とかに宣伝に使われているAIで、簡単なことしかできないです。
本の中では、運送業者の荷物選別マシーンを例に説明されていました。
Lv1だと、縦横高さが〇cmなら大、△cmなら中、□cmなら小みたいな簡単な分類しかできません。

Lv2・・・より複雑な分類情報をインプットされたAI
先ほどの荷物選別マシーンでいうと、長さが〇cm超えたらゴルフバック、△という情報が与えられていたら割れ物みたいに、より複雑な分類情報を与えられたものです。
たしかに、Lv1より複雑な情報を処理できますが、その分、多くの情報をインプットしなければいけません。

Lv3・・・サンプルと、着目するポイントを教えられたAI
同様に荷物選別マシーンで例えると、荷物が何個か与えられて、かつ着目すべきポイントも教えます。
そうすると、AIが「これはゴルフバッグだな」「これは割れ物だな」と判断してくれます。
Lv2と違うのは、細かい情報ではなく、着目するポイントだけを教える点です。そういう意味で、多くの情報をインプットしなくて済みます。
しかし、人間が与える、着目すべきポイントに左右されるので、結局は、人間がどこに着目すべきかを頑張って見つけなきゃいけない。それはそれでムズイ・・・。
ちなみに、このLv3が機械学習なんですな。

Lv4・・・サンプルだけ与えられたAI
Lv4が最強です。サンプルだけ与えられたら、着目すべきポイントを自分で見つけてくれます。マジかしこい。
このLv4が、いわゆるディープラーニングなんです。

まとめると、 

  • Lv1・・・簡単な分類情報だけ、インプットされたAI
  •  

  • Lv2・・・より複雑な分類情報をインプットされたAI
  •  

  • Lv3・・・サンプルと、着目するポイントを教えられたAI
  •  

  • Lv4・・・サンプルだけ与えられたAI 

なんとなく、成長してるんだなっていうのはわかりますよね。
機械学習とディープラーニングの違いがわかっていなかったので、めっちゃ感動しました。

途中まで面白いということは…

後半以降は、正直面白くなかったです。

筆者の想像で・AIを悪用するとしたら?・今後どうなっていくのか?みたいなことが語られます。
随所に、主張の強さが感じられます。

が、個人的には控えめな人が好きなんで、イマイチ楽しくなかったです。
というか、どうなるかとか、仮定の話されても、結局はどうなるかわからないので、あんまり意味ないと思うんです。

そういう意味で「これ後半読む意味あるんかな?」と思いました。
想像の話を読みたいなら、SF小説とか映画を観るほうがいいですね。

まとめ

全体を通すと、前半はすごい興味深くて、後半だれます。
とはいえ、やはり入門書には最適なので、AIに興味ある人がまず読むべきだと思います。(圧倒的に、読みやすい!)

他にもAIの本を読んだり、コーディングしているので、レビューしていきますね。

ではでは~。